新聞を見ると調教師や調教助手、または厩務員さんなんかのコメントが短く載っていたりするのを見た事があると思います。馬券の検討を行う上で、一般の競馬ファンが知らない状態面を知る為には非常に有効な情報です。
しかしながら、レース後改めてコメントを読み返してみると、ちょっと話が違うんじゃないかい?と突っ込みたくなるケースも決して少なくはありません。そりゃ、自信はあったけど負けちゃうケースや、反対にまだまだ仕上がりには時間を要するだろうと思っていたのに勝っちゃうケースも多々あるとは思いますよ?
でも、せっかくのコメントなのですから有効に活用したいと思っちゃいますよね。
追い切りで調教師が驚くほどの時計が出て、良化していると聞けば期待は高まります。しかし、「使うごとに良くなって【は】いる」と言う言葉。
つまりは良くはなってるんだけど、勝ち負け出来るかどうかは定かでは無いと言う事。
一見、状態もOK、距離もOKと言ってるように見えますが、 裏を返せば「ついこないだまであまり良い状態ではなかった」とも言えますし、「距離はこなせる事をただ信じているだけ」と言う意味でもある訳ですよね。
能力の高さを伺えるコメントではあるのですが、 「まだ完成されていない」わけですし、「距離伸びて面白い」かどうかは調教師の主観に過ぎません。
まぁこれらはほんの一例ですが…。
こんな感じで一見自信ありそうに見える「屁の突っ張りコメント」を見抜けるかどうかが、馬券を当てるには結構重要だったりします。競馬コメント分析してみたにも色々詳しく書かれてるよ!
他にも一見ポジティブに見えて、結構ネガティブ要素を含んでるぞ…と言うコメントは少なくありません。期待を抱かせるコメントではあるけど、それはあなたの単なる希望でしょ、主観でしょ?と言う内容も多いわけです。
つまり、厩舎コメントの良し悪しを判断するときには、それが主観的・希望的なコメントなのか、それとも客観的事実に基づいたコメントなのか?それを鵜呑みにしてしまう前にちょっと考えてみる事で信憑性が判断できます。
同じコメントを読んでも、読み手の判断しだいで、どのような解釈にも出来てしまいがちです。 せっかくの記者さんの取材の成果ですから、自分勝手な解釈をして無駄にする事は避けたいですね。
では馬券を当てるために、どのようなコメントなら買いなのか、それは「隠れた自信が伺えるコメント」の場合です。基本的に調教師などが新聞の取材でコメントを出す時には、自分の馬の能力や状態が芳しく無かったとしても、それを正直に答える事は稀です。
たいていの場合「不安や心配な点はあるけど大丈夫」と言うコメントの形になる事が多いんですよね。なので、そういうコメントは基本的にプラスにもマイナスにも考慮しない方が良いです。なぜなら中身のあるコメントではありませんから。
コメント分析を学ぶには競馬コメント分析してみたがとても役に立つよ!