夏競馬がつまらないと思っている人は結構多い。でもそれはちょっと勿体無い。ここでは夏競馬の楽しみ方を教えるよ!
夏競馬期間、強い馬は賞金の高いレースの行われる秋競馬に備えて休養に入るため、 基本的に弱い馬が賞金を稼ぐチャンスになります。
でも弱い馬ばかり集まっているので能力が拮抗していて 予想も難しく、北海道シリーズでは関東と関西の人馬が入り混じって能力比較は難しく、小倉・中京・新潟・福島は暑さで調子の狂う馬もいて予想は難解です。
そこに2歳新馬戦も加わってデータに乏しい状況で競馬予想しなきゃいけません。
それにどうしても新潟と中京以外のローカルコースは距離設定のバリエーションが少なくて、心理的に飽きてしまうというところもあるかも知れませんね。ダートの番組なんて1000mと1700mばっかりじゃん!てなります。
要は刺激が足りないって事なんだろうね!
要は馬券を当てまくるか、馬券とは違った部分に楽しみを見出すか、この2択で夏競馬は楽しくなります。
馬券を当てる事に関しては夏競馬荒れる理由【当たらない】にわかりやすく書かれているので、参考にしてみてください。以下の動画も参考になります。
JRAもサマーシリーズ、サマージョッキーズシリーズ、ワールドオールスタージョッキーズなどのシリーズで盛り上げようという姿勢は感じるんだけど、イマイチ笛吹けど客踊らず…といった印象だよね。
そうかと思えば「大阪杯G1にします!」で馬券売上大幅アップだし、「ホープフルステークスもG1にします!」これまた馬券売上大幅アップだし、結局レースのグレードの「祭り感」が一番効き目があるらしい。
でも、なんとか馬券とは違った部分で、夏競馬のここを見て!という魅力をプレゼンしていきたいと思います。
ここ20年間ぐらいのダービー優勝馬のデビュー日を見ると、半数ほどが夏競馬でデビューしています。ロジャーバローズ、ワグネリアン、ワンアンドオンリー、そして三冠馬オルフェーヴル、みんな夏競馬デビューです。
まだ幼さの残る2歳馬のレースを見ながら「こいつが次期ダービー馬かも知れんなぁ…」なんて目を細めるのも楽しみ。
そして、そのダービー馬と同じレースでデビューした他の馬たちの後の成績を見ると、人気してた馬なら1勝クラス前後止まり、人気薄なら未勝利のまま引退が多数という状況でした。
つまりダービー馬と、せいぜい1勝クラス程度の馬と、一生未勝利の馬が一緒に走る。それが2歳新馬戦なのです。なので実はこの時期の2歳戦は意外と馬券が簡単なんですよ!
夏競馬の未勝利戦には2歳未勝利と3歳未勝利の2つがあり、2歳未勝利の方はデビュー馬だったり、新馬戦で勝てなかった馬が出る普通の未勝利戦なんだけど、3歳未勝利が熱い!
実は3歳未勝利戦というのは夏競馬期間で終了。つまりこの時期に未勝利にいて、夏競馬の間に勝てなかった馬は実質引退しなければならない運命にあるという事。
それだけにチャンスのありそうな馬の騎手はなんとか勝たせてやりたいと知恵を絞ってきます。なんだ単なる未勝利戦かつまらない…と思って見ればつまらないレースも、未勝利馬のラストチャンス、バトルロワイヤルだと思うと、やはり観る方も手に汗握るというものではないでしょうか!