高速馬場で故障や骨折が多いというのは誤解

10月 14, 2019 - 読み終える時間: ~1 分

よく日本の馬場は高速馬場だ、だから競走馬の骨折など故障が多い!という主張をする人がいます。

海外のレースのリザルトページ(結果)を見ていると、あれ?芝の2400mでこんなに時計(タイム)がかかるの?という時がよくあります。

一方で日本の競馬は確かに海外と比べて同じ距離でもタイムが速いです。なので馬場がカチカチに硬くて速い時計が出ていて、さらにそのため馬の故障が多くなっていると思っているんでしょうね。

しかし、日本の馬場の硬さはハッキリ言って海外の競馬場の馬場と比べて大差ありません。日本の競馬場は平坦で凸凹を減らし、水捌けを良くし、走りやすい馬場にしたから速いタイムが出るんですよ。

日本でもっともアップダウンの激しい競馬場は中山競馬場ですが、凱旋門賞が行われるフランスのロンシャン競馬場なんかは、その中山競馬場の倍ほどの起伏があります。

参考:ロンシャン競馬場芝2400m 凱旋門賞 詳しいコース特徴 傾向 攻略法

日本の競馬で馬の故障が多いと言っている人は、何かデータを元に言っているわけではなく、イメージでそういうイメージを抱いているのでは無いでしょうか。

実際私は普段の競馬を観戦していて、馬の故障が昔と比べて増えたとはどうしても思えないんですよね。

と思って色々調べてみたら、こういう記述を発見しました。

『時計が速いというのと、競走馬の故障しやすさは別のことだと考えている。現実にコース面がデコボコで不均一で遅いよりは、速くてもコース面が平らで硬さが均一な、保持力が十分な馬場のほうが事故や故障が少ないことがわかっている。 たとえば芝のレースの競走馬の故障率は1999年頃がいちばん高く、約2%だった(出走馬100頭中2頭という意味)が、最近はその半分強(1.1~1.2%)にまで下がっている。

『コースの鬼!』(城崎哲著・競馬王新書・07年11月)

やっぱりデータ的に見ても昔よりレース中に故障が増えたというわけでは無さそうですよね。安全を追求し、走りやすくした結果の好タイムなんだね!

普通に考えて人間が走る場合でも、登山道のような荒々しいコースと、陸上トラックのように整備されたコースでは、どちらがタイムが速くて安全かは論じるまでもないですよね。

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