ここでは初心者向けに競馬予想のやり方について解説します。
初心者から一歩ステップアップしたい!という人は競馬どうやって予想する?【手順・仕方・基本】の方が適切。
初心者の場合、いきなり難しい事を言っても無理なので、まずは新聞を買って馬名欄の所に書かれている◎とか◯とか▲などの印だけを参考にすれば良いと断言できます。理由は3つ。
まず予想を見るだけならツイッターとか競馬サイトとか、ネット上にも色々と載ってますが、今後自分自身の予想を確立して行くというステップアップのために、新聞に慣れておくというのは大きなメリットになります。
そして、競馬新聞やスポーツ新聞には「どういう理由でその馬を推奨するのか?」という理由が書かれている事が多く、その理由を読む事で、自分自身の競馬や予想に関する知識が蓄積されるからです。
どんな結果であれ知識が蓄積されます。
3つめの理由、競馬新聞の社員は当然競馬新聞の売上で生計を立てています。新聞が売れなければ生きていけませんから、しっかり厩舎に取材して正確な情報を読者に伝えるように日々仕事をしています。その人たちが競馬予想に必要な情報を総合して、時間と労力をかけて判断した結論を、予想印を見るだけで簡単に知ることができるから。
◎や◯や▲の馬の中から、パドックで馬を見て自分で「やる気ありそう!」と思った馬を買えばOK。
能力を総合的に考えて評価上位だから◎や◯や▲という重い印が付いているけど、新聞の印はレース前日に決めるから、印には「レース当日にしかわからない情報は加味されていない」からね。
レース当日にしかわからない情報って何?って言ったら、天気と馬の様子が大きいよね。(馬場の傷みぐあいとかもあるけど、これは初心者にはハードルが高い)
だから、自分が自分の目で見た「その馬の当日の気配・やる気」(当日の情報)を足せばOKって事。
料理で言えば素材を1から調達するんじゃなくて、スーパーで惣菜を買ってるけど、パックのままじゃなく皿に入れて、ちょっと自分でネギだけ刻んでかける…みたいな手間なしお手軽だけど美味しい予想法だと言えるね!
競馬新聞には500円前後の専門紙と、150円程度で買えるスポーツ新聞の2種類がありますが、初心者の人は迷う事無くスポーツ新聞を買えばOKです。
どうしても配当金が高額な三連単に目が向きがちだけど、悪い事は言わない、初心者の内は複勝がおすすめ!複勝は1頭の馬を選んで、その馬が3着以内に入れば当たりっていう、もっとも当たりやすい馬券。
そのかわり当たっても配当金は少ないけれど、三連単とかはもっと予想が上手くなってから買った方が良いね。
複勝は1頭選んで100円買う…っていうミニマムで安全な遊び方が出来るけど、三連単だと普通ひとレースに3000円分とか5000円分くらいは点数買わないと、まず当たらないからね。それでも1日1回でも当たれば運が良いよ。
実はビギナーズラックは割と高い確率で意図的に起こす事ができます。
例えば、単勝1番人気(と言うか2.0倍程度の馬券)を買い続け、その日プラス収支になった時点でやめる…と言うルールで賭けを行った場合、6〜8割程度の確率でプラスで1日を終える事ができます。
参考に2015年の有馬記念の週とその前の週に1番人気の単勝を買うというルールでビギナーズラックで勝ち逃げが成功するかどうかを検証したのが以下の表。
※各競馬場で1番人気の単勝を100円ずつ買い、プラス収支になった時点でその競馬場はストップして勝ち逃げとし、プラスにならない場合は最終レースまで100円ずつ単勝1番人気を書い続けるというルール。
※'15.12.19以降のレースで検証
日付 | 勝ち逃げ | 投資 | 払戻 |
中山5日 | 2レース目 | 200 | 210 |
阪神5日 | 1レース目 | 100 | 160 |
中京5日 | 1レース目 | 100 | 260 |
中山6日 | 最終までできず | 1200 | 610 |
阪神6日 | 3レース目 | 300 | 330 |
中京6日 | 2レース目 | 200 | 340 |
中山7日 | 1レース目 | 100 | 120 |
阪神7日 | 1レース目 | 100 | 410 |
中山8日 | 1レース目 | 100 | 110 |
阪神8日 | 1レース目 | 100 | 210 |
10回中9回は単勝1番人気の単勝を買うだけで勝ち逃げ出来ました。
中山6日は最終レースまで結局プラスに転じる事が無かったのでマイナス収支ではあるものの、払い戻し合計が610円あるので、収支はマイナス590円と高額にはならず、初心者には試してもらいたい買い方。
こちらの競馬でお金が儲かる確率も興味深いのでおすすめですよ。
初心者の内は着順とかタイムとか血統とか、そういうのを見ても予想に活かすのは難しいから、最初の内は◎◯▲のどれかから、好きな1頭を選んで複勝を買うっていうのが一番。
競馬新聞の印を付けている人は、あなたより競馬に詳しく、あなたより長い時間を競馬に費やして来ているわけで、そういう人たちが「この馬おすすめです!」と言っているのが印の付いた馬なわけで、彼らは予想の際に着順とかタイムとか血統とか、そういうのを見た上で判断するから、あなたが見る必要は無いんだよね。
もちろん上級者にステップアップしようと思ったら、そういう予想家たちの予想を見て「ふふっ、甘いな。その馬に印を付けるって事は◯◯を見落としているぜ!」みたいな判断ができなきゃいけないけど、今はその時じゃない。
予想家が印を付ける馬というのは、それなりに高い確率で上位に来るんだけど、時にはあまり印が付いていないような馬が勝ったり上位になったりする事もある。
この理由は多岐にわたる。
大雑把に言うと「運」なんだけど、要は馬の能力差が微差だったり、実績のある馬が本調子になかったり、騎手の判断ミスだったり、馬が躓いたり、展開が向かなかったり、いろいろな理由がある。
展開が向かないってのは、要は勝つために騎手や調教師が考えた作戦が裏目に出たって事。逆に作戦がハマると能力的に劣る馬が勝てたりして、高配当になるんだよね。
詳しく展開について知りたい人は展開予想の考え方がおすすめ!
印の多い馬を中心に複勝を買って、当たったりハズレたり一喜一憂を楽しめるようになると、もっと当てたい!来ない馬を買わないようにしたい!という思いが強くなってくるはず。
そこで次のステップとしては印の質を見抜けるようになろう。
競馬新聞は全てのレースに予想の印が付いているけど、同じ◎印の馬でも「すごく自信あり!激推しです!」という馬もいれば、そうではなく「うーん、多分この馬が強いと思うけど…」みたいな自信度の馬もいる。
印はどちらも◎だけど、馬の能力やクオリティには差があるって事。
以下で信頼できる馬と、そうでは無い馬を見分けるのに役立つコツを教えるね。
レースによっては◎印が1頭に偏っている場合もあれば、色んな馬に色んな印がバラバラに付いている場合もある。
これは各予想家たちが、それぞれ重視するポイントが違ったり、データや情報をどう判断するかで意見が分かれた結果だと言えるよね。つまり、印がバラけているって事は、どの馬も一長一短あるって事なんだ。
そういうレースは言い換えると「どの馬にもチャンスが同じぐらいある」とも言えるので、そういうレースで自分自身の視点で「こういう買い方をしたらどうなるか?」ってのを試したりすると、それも経験値になっていくね。
競馬新聞の各馬の過去成績が載っている箇所を「馬柱」と言うんだけど、この馬柱には大抵着順が一番大きな文字で書かれている事が多い。だから多くの人は着順の数字を参考にする。
でも着順よりは着差に注目して欲しい。
着順は過去のレースにおいて、該当馬が何番目にゴールに入線したかを表す数字だけど、着差は1着馬から何秒差でゴールしたかを表す数字なんだよ。
1着の馬は2着馬との着差を書かれていて、また新聞によっては秒数ではなく「ハナ」とか「4(馬身)」のような表現のものもあるけど、意味は同じだね。
例えば、同じ2着と言っても1着馬との着差が0.1秒の2着なのと、1.2秒ぐらい離された2着なのとでは、 実際にレースを見ても「惜しかったなぁ」と感じる度合いが随分と違ってくるもの。
着順自体は7着や8着の冴えない着順だったとしても、勝った馬から0.1秒や0.2秒差ぐらいの僅差の接戦だった事が伺える場合は、 次走では良い着順を狙える可能性は十分あるよ。
初心者から一歩ステップアップしたい!という人は競馬どうやって予想する?【手順・仕方・基本】の方が適切。